The Duke of Burgundy
2023-09-25
こないだ夜中にテレビで観た、「The Duke of Burgundy」という映画に私はすっかり夢中です。
冒頭は森の中の小川のシーンです。

キノコなんかも出て来ます

素敵な街並みと、レトロポップな感じの爽やかな音楽が流れます。

タイトル

うわー!なんか素敵なお洒落ムービーっぽいぞ!わくわく。
と思って観ていたら、主人公らしき女性は、感じの悪い女主人のもとで働くメイドさんのようでした。

女主人はメイドさんをいじめ抜きます。


え~、相当ブラックな雇い主だなぁ。
と思いながらも見続けていたら・・・

なんとなく妖しい雰囲気になってきます。
女主人はメイドさんを「わたくしのおパンティー全部手洗いの刑」に処したりするのです。


え、おパンティーけっこうキュート♡

メイドさん、少しうっとりしています。
こ、これは、レズビアンの変態ものムービーなのか!!
お洒落ムービーと見せかけて、うーん、そう来たか。
そう、実はこの2人は恋人同士!
本当はこ~んなに仲良しラブラブなのです。



メイドさんと女主人は、そういうプレイだったのです。
メイド役イヴリンはマゾヒストで、恋人のシンシアに、「こういう設定でこういうセリフを言って頂戴」と紙に書いてインストラクションしていたのである。
でも、シンシアは別にサディストではなく、恋人のイヴリンの為に仕方なく演じてるような感じ。
その2人の葛藤というかいざこざというか、そういうのがこの映画の中で描かれています。

色々あってケンカしたりして
イヴリンの誕生日には、シンシアはイヴリンのバースデーケーキを自分で作らせます。
そして作らせといて、そのバースデーケーキはシンシアがムシャムシャ一人で食べます。

イヴリンを踏み付けながら!

これはプレイじゃなくて、本気のシンシアからのイヴリンへの嫌がらせ。
これには本気で涙するイヴリン。

なんだかリアルな恋人同士のすれ違いのようないざこざがありながらも、結局仲直りするんですけどね。

そして結局また元のメイドさんプレイを繰り返します。
と、そういう感じのストーリーでした。
ストーリーももちろん面白かったのですが、本当に色々と、総てが美しい映画だったのです。
シンシアは昆虫学者で、虫や標本などがいっぱい出て来ます。

2人の住むお屋敷も本当に美しかったし、服も素敵。
昆虫学の学会らしきものも定期的に開かれています。

学会の客席にはなぜかマネキンが居たりもして謎な所も素敵でした。
そして、昆虫モチーフのブローチがよく出て来たのですが、それもすごくいい!!





ね~?素敵じゃない?昆虫ブローチ!私も欲しくなってきた!
あとは、登場人物が全て女性なところも、乗り物が全部自転車なところも本当に大好き。
とってもフェミニンな世界。
私フェミニンな世界が大好きです。
私はレズビアンではないけど、レズビアンっていいよなと思います。
だって、女同士の友達の楽しいままで恋愛も出来るのよ?やっぱり男女って好みとか趣味も違うから、面白くない時って多いじゃないですか。リーと一緒に可愛いもの見てキャーキャー言ったり出来ないし。男と一緒に買い物行ったって「あれ可愛いこれ可愛い」って出来ないじゃない!
でも女同士だったら趣味も似てて、一緒にキャーキャー言って楽しめるし、絶対レズビアンの方が楽しいよねって思います。
男女の性行為は何て言うか動物的だけど、女同士のそれは何だか可愛くて美しい。
私は子供も要らないし、レズビアンになるべきなんだ!
なんて思ったり。
でも女子の体を愛したいとは思わないんだよな。
あと、この映画を観て気付いたのは、歳を重ねた女性の美しさ!
シンシアもイヴリンも、若くはないのです。
でも、どちらも上品な色気があって本当に美しいの。
なんというか、ちょっと疲れた、肌の弛んだ感じなんかが異様に色っぽい。熟し切った女の色気。
私も自分が歳を取って気付いたんだけど、若い時ほど若さにしがみついてたように思います。
若い頃は、「30歳過ぎた女に何の魅力があるのか!?」みたいに思ってましたからね。
映画観ても、若い可愛い子にばっかり目が行って、お母さん役なんか眼中になかったけど、昔好きだった映画を今観ると、お母さん役なんかがとっても魅力的に見えるもんね。
「えっ、このお母さんめっちゃいい女やん!」とか。昔は気付かなかった。
若さを持ってる時ほど、「若さが全て!若い内に!」みたいに思ってたんだと思います。
失ってみると、それはそれで別の美しさを見付けられるんだな。若さだけが美じゃないんだなって。
なんでもそうだね。
お金なんかもあればあるほど不安になるじゃない。「貧乏になったらおしまいだ。貧乏にだけはなりたくない!」みたいに。でも貧乏生活だって普通に楽しいし、失うものが何もないってのも気楽で幸せだし。
健康だってそうかもね。「癌にだけはなりたくない!」とか思っても、がん患者さんだって普通に幸せそうに暮らしてるし。
失ったら失ったで、別の美しさに気付ける。
きっと自分がおばあちゃんになった時には、老人にも色気を感じるようになるでしょう。
でもさ、ブスだろうが老人だろうが、どんな人にでも色気を感じる事が出来る人の方が魅力的だなと思います。
「あんなブス無理」とか「あんなババア or ジジイいやだ!」って言ってる人より、「俺 or 私全然イケる!抱ける!」って言う人の方が懐深そうで、包容力ありそうで人間的に魅力があるよね。
映画のハナシからだいぶずれたけど、The Duke of Burgundy、本当に最高にお気に入り映画になりました!美しい!
邦題は「バーガンディー公爵」というそうです。
冒頭は森の中の小川のシーンです。

キノコなんかも出て来ます

素敵な街並みと、レトロポップな感じの爽やかな音楽が流れます。

タイトル

うわー!なんか素敵なお洒落ムービーっぽいぞ!わくわく。
と思って観ていたら、主人公らしき女性は、感じの悪い女主人のもとで働くメイドさんのようでした。

女主人はメイドさんをいじめ抜きます。


え~、相当ブラックな雇い主だなぁ。
と思いながらも見続けていたら・・・

なんとなく妖しい雰囲気になってきます。
女主人はメイドさんを「わたくしのおパンティー全部手洗いの刑」に処したりするのです。



え、おパンティーけっこうキュート♡

メイドさん、少しうっとりしています。
こ、これは、レズビアンの変態ものムービーなのか!!
お洒落ムービーと見せかけて、うーん、そう来たか。
そう、実はこの2人は恋人同士!
本当はこ~んなに仲良しラブラブなのです。



メイドさんと女主人は、そういうプレイだったのです。
メイド役イヴリンはマゾヒストで、恋人のシンシアに、「こういう設定でこういうセリフを言って頂戴」と紙に書いてインストラクションしていたのである。
でも、シンシアは別にサディストではなく、恋人のイヴリンの為に仕方なく演じてるような感じ。
その2人の葛藤というかいざこざというか、そういうのがこの映画の中で描かれています。

色々あってケンカしたりして
イヴリンの誕生日には、シンシアはイヴリンのバースデーケーキを自分で作らせます。
そして作らせといて、そのバースデーケーキはシンシアがムシャムシャ一人で食べます。

イヴリンを踏み付けながら!

これはプレイじゃなくて、本気のシンシアからのイヴリンへの嫌がらせ。
これには本気で涙するイヴリン。

なんだかリアルな恋人同士のすれ違いのようないざこざがありながらも、結局仲直りするんですけどね。

そして結局また元のメイドさんプレイを繰り返します。
と、そういう感じのストーリーでした。
ストーリーももちろん面白かったのですが、本当に色々と、総てが美しい映画だったのです。
シンシアは昆虫学者で、虫や標本などがいっぱい出て来ます。

2人の住むお屋敷も本当に美しかったし、服も素敵。
昆虫学の学会らしきものも定期的に開かれています。

学会の客席にはなぜかマネキンが居たりもして謎な所も素敵でした。
そして、昆虫モチーフのブローチがよく出て来たのですが、それもすごくいい!!





ね~?素敵じゃない?昆虫ブローチ!私も欲しくなってきた!
あとは、登場人物が全て女性なところも、乗り物が全部自転車なところも本当に大好き。
とってもフェミニンな世界。
私フェミニンな世界が大好きです。
私はレズビアンではないけど、レズビアンっていいよなと思います。
だって、女同士の友達の楽しいままで恋愛も出来るのよ?やっぱり男女って好みとか趣味も違うから、面白くない時って多いじゃないですか。リーと一緒に可愛いもの見てキャーキャー言ったり出来ないし。男と一緒に買い物行ったって「あれ可愛いこれ可愛い」って出来ないじゃない!
でも女同士だったら趣味も似てて、一緒にキャーキャー言って楽しめるし、絶対レズビアンの方が楽しいよねって思います。
男女の性行為は何て言うか動物的だけど、女同士のそれは何だか可愛くて美しい。
私は子供も要らないし、レズビアンになるべきなんだ!
なんて思ったり。
でも女子の体を愛したいとは思わないんだよな。
あと、この映画を観て気付いたのは、歳を重ねた女性の美しさ!
シンシアもイヴリンも、若くはないのです。
でも、どちらも上品な色気があって本当に美しいの。
なんというか、ちょっと疲れた、肌の弛んだ感じなんかが異様に色っぽい。熟し切った女の色気。
私も自分が歳を取って気付いたんだけど、若い時ほど若さにしがみついてたように思います。
若い頃は、「30歳過ぎた女に何の魅力があるのか!?」みたいに思ってましたからね。
映画観ても、若い可愛い子にばっかり目が行って、お母さん役なんか眼中になかったけど、昔好きだった映画を今観ると、お母さん役なんかがとっても魅力的に見えるもんね。
「えっ、このお母さんめっちゃいい女やん!」とか。昔は気付かなかった。
若さを持ってる時ほど、「若さが全て!若い内に!」みたいに思ってたんだと思います。
失ってみると、それはそれで別の美しさを見付けられるんだな。若さだけが美じゃないんだなって。
なんでもそうだね。
お金なんかもあればあるほど不安になるじゃない。「貧乏になったらおしまいだ。貧乏にだけはなりたくない!」みたいに。でも貧乏生活だって普通に楽しいし、失うものが何もないってのも気楽で幸せだし。
健康だってそうかもね。「癌にだけはなりたくない!」とか思っても、がん患者さんだって普通に幸せそうに暮らしてるし。
失ったら失ったで、別の美しさに気付ける。
きっと自分がおばあちゃんになった時には、老人にも色気を感じるようになるでしょう。
でもさ、ブスだろうが老人だろうが、どんな人にでも色気を感じる事が出来る人の方が魅力的だなと思います。
「あんなブス無理」とか「あんなババア or ジジイいやだ!」って言ってる人より、「俺 or 私全然イケる!抱ける!」って言う人の方が懐深そうで、包容力ありそうで人間的に魅力があるよね。
映画のハナシからだいぶずれたけど、The Duke of Burgundy、本当に最高にお気に入り映画になりました!美しい!
邦題は「バーガンディー公爵」というそうです。
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